2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『ミッシング』

ケイト・ブランシェットとトミー・リー・ジョーンズの共演と知り観たのだけれど、とても感動した。大体、父と娘ものには弱く、ご贔屓女優さまであるケイト・ブランシェットが出演していてつまらないと思った事などないのだ。19世紀末のアメリカ、コロラドを…

『嵐が丘』

「嵐が丘」というとエミリー・ブロンテ、ケイト・ブッシュ、ローレンス・オリヴィエ(ケイトは曲名だけれど)...と浮かぶ、英国文学としても映画としても馴染みの深い作品。海外での映画化はこれで5回目となるもの。ジュリエット・ビノシュは「汚れた血」「…

『ミスティック・リバー』

クリント・イーストウッド監督特集が放送されていて、やっと「ミスティック・リバー」を観る事が出来た。深い悲しみの残る作品で、「21グラム」を観終えた後の感覚にも少し近いものが私の心を占領した。そういえば、どちらもショーン・ペンが出ているのだな…

『戦場のピアニスト』

90年代後半からピアニストと題させた秀作が立て続けに公開された。中でも好きなのはイザベル・ユペールの「ピアニスト」。でも、ポランスキー好きなのでこの作品も見逃せないものだった。世界中で多くの賞を受賞された様で良かったと思う。個人的にポランス…

『レッズ』

最近は長い作品ばかりを偶然にも続いて観ていた。なのでまだ頭の中がグルグルしている。この「レッズ」も3時間以上あるもの。ウォーレン・ビーティが監督・主演で「世界をゆるがした十日間」を著した芸術家ジョン・リード(ビーティ)の革命に投じる情熱と、…

『から騒ぎ』

ここ数ヶ月、何度も観ている「から騒ぎ」。とっても面白いのでついつい観てしまう。ケネス・ブラナーお得意のシェイクスピアもの。ブラナーが監督・脚本・主演、そして、この製作当時は奥様でもあったエマ・トンプソンが夫婦共演なのも愉快。でも、今は離婚…

『哀しみの街かど』

アル・パチーノの「シモーヌ」と「哀しみの街かど」と新旧作品を観ていた。見終えた後の残像がほろ苦く残る「哀しみの街かど」の方がやっぱり好き。これはもうどうしようもない、時代の空気感だから...。原題のNEEDLE PARKというのが痛々しいくらいだった。…

『陽のあたる場所』

エリザベス・テイラーってお若い時は本当に美しい!全く興味のなかった理由も自分で何となく分かっているのだけれど、次第に魅力にうっとりする今日この頃。往年の多くのファンの方々が麗しの"リズ"と讃える魅力は実は容姿だけではないとも感じている。この…