2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『トーク・トゥー・ハー』

いつもながら奇抜で独自の愛と性を描く監督さんだと考え込んでしまった。「オール・アバウト・マイ・マザー」もとても良かったけれど、この「トーク・トゥー・ハー」も良かった。でも、かなりの問題作だと思う。何か全てに納得出来ないけれど、この様な愛の…

『仮面の男』

もっと早く観れば良かった〜!とても楽しかった。レオナルド・ディカプリオのファンの方は多いと思うので、脇を固める四銃士の中年名優様たちの存在感を感じて頂けたと思う。私は逆なので、あまり興味の無かったディカプリオの良さを感じる事が出来た。でも…

『イギリスから来た男』

ヘルムート・バーガーやマチュー・カリエールは違うけれど、私の好きな男優様は英国人に多いと先日も思った。この「イギリスから来た男」の監督さんを知ったのはジェレミー・アイアンズが主演というので観た「カフカ/迷宮の悪夢」。御贔屓の監督さんではない…

『ボッカチオ’70』

なんて豪華〜!とやっぱりウットリ。ヴィスコンティ作品(それも、ロミーを観たいばかりに)が収録されていると知り観てから、かなり暫く観る機会が無かったのだけれど、今こうして再会出来てとても、とても嬉しい!簡単にメモしておこう〜っと。今では、好…

『めぐりあう時間たち』

ニコール・キッドマンがヴァージニア・ウルフ役!?...ビックリ!あの冷たく美しいお顔が別人の様だった。つけ鼻を施しての好演だった。最初の頃はあまり好きでは無かったのだけれど、段々好きになって行くお方。(トム・クルーズとお別れしてからの作品達は…

『草原の輝き』

ナタリー・ウッドは美しいまま早くに世を去ってしまった銀幕の名花のお一人だと思う。おしゃまな子役時代から10代、20代とめきめきと美しさを増していく。「理由なき反抗」も代表作だと思うけれど、私はこの「草原の輝き」がとても好き。嘗ては相手役のウォ…

『シベールの日曜日』

おそらく最も号泣した作品はこの「シベールの日曜日」(今のところ)。また放送された。嬉しいけれどやっぱり号泣...暫く何も出来なくなってしまうのだ。夜の放送で良かった。初めて観た時はシベール(フランソワーズ)にばかり感情移入していたと思う。そし…

『ああ結婚』

ソフィア・ローレン。若い頃は、この素晴らしきイタリアを代表する女優様が何故か苦手だった。理由はあまりにも短絡的というか馬鹿げた偏見(あるいはコンプレックス?)によるものだったと今なら思える。そう!あの肉感的なプロポーション。スレンダーな女…

『耳に残るは君の歌声』

ロシアで父と暮らす貧しいユダヤの少女フィゲレ。この幼女役のクローディア(クラウディア)という少女がとても可愛かった。前歯が抜けている場面とか子供特有の動きにキュンとなる。フィゲレはロシアからロンドン、フランスと成長しながら生きる。大きくな…

『若草物語』

ルイザ・オルコットによる原作は有名。そして、映画化も今作で4度目となるもの。何度観ても泣いてしまう。主人公の次女ジョー役のウィノナ・ライダーが生き生きとあまりにも素晴らしい!母親役がスーザン・サランドンである事も嬉しいキャスティングなのだけ…

『ゲッタウェイ』

この偉大なるアメリカの名優!スティーヴ・マックィーンを今頃「凄い!凄い!」と色々観てはワイワイ言っている私。この作品での共演は「ある愛の詩」で涙したアリー・マッグロー。実生活でもご夫婦だったお二人なのだなぁ〜とかミーハーな眼差しも。マックィ…

『恋愛日記』

トリュフォー監督も好きな監督なので好きな作品はとてもいっぱい。この「恋愛日記」は中でも凄く好きでもない。でも、面白く観てしまう。主人公のプレイボーイなベルトラン。彼は常に女性に執着していて...まぁ「女好き」とか「女たらし」という男性。それは…

『歌え!ロレッタ愛のために』

この映画でシシー・スペイセクはアカデミー賞の主演女優賞に輝いた。私がシシーを好きになったのは「キャリー」から。26才で高校生役を演じたとTVの解説者の方が語っていたのを聞き驚いたものだった。大人なのに少女っぽい。それもちょっと風変わりな雰囲気…

『地獄に堕ちた勇者ども』

大好き!という言葉では足りない位に大好きな映画。ややブルー気味だった私は偶然この映画がTVで放映されているタイミングに遭遇してしまった。もう10回以上は観ているだろう。それでも、この偶然飛び込んできた映像から逃れる訳にはいかないのだった。お陰…

『エデンより彼方に』

アメリカ女優様、特に30代後半から40代、50代という辺りに好きな方々が集中していると最近気付く。ミア・ファロー、シシー・スペイセク、ダイアン・キートン、メリル・ストリープ、ジェシカ・ラング...はもうベテランの域に達しながらも今なお現役で素敵な人…

『ロリータ』

最近に限らないけれど、リメイク版というものが沢山ある。この「ロリータ」はキューブリック作品から30数年経てからのもの。ハンバート教授役はジェレミー・アイアンズ。彼の英国人ならではの内面の屈折した演技力は素晴らしい!なので、この役はピッタリだ…

『悲しみよこんにちは』

古い映画。「悲しみよこんにちは」というタイトルに目が止まり図書館で借りたのは、このセシールとほぼ同じ年の頃だった。原作のフランソワーズ・サガン(昨年秋に他界された)は18才の時に書いたのだそうだ。大人に近づく少女の心理がとてもよく分かる。今…